zakuraでは3月13日(水)~3月17日(日)まで、フォトグラファー南部恭平による写真展
『なにか不透明で特別なもの』を開催いたします。
静かに語りかけてくる物語のように、過去と現在、作家が感じた一瞬一瞬の記憶と記録が交差し作られた作品群は美しく儚い。
ぜひ会場にて南部恭平の世界観を体感してください。
皆様のご来場お待ちしております。
会期:3/13(wed)~3/17(sun)
時間:11:00-21:00 (※ 最終日は17:00まで)
場所:zakura 渋谷区桜丘町14-5-103
<キャプション>
それは時間をかけてゆっくりと溶け
やがては、霧のように輪郭を失う
子どもの頃、近所の公園で
巨大な馬が坂を駆け上がっていくのを
見た記憶がある
今でも時々、あの時感じた
恐怖や興奮の感覚を思い出す
幻想であったのか
なにかがそこに存在していたのか
或いは、私が誇大したイメージだったのか
わからない
あの馬に出会った時に抱いた感情は
確かに私の中に残っている
記憶や認識に介在する感情は
それらの有無により、存在を
左右されてしまうのだろうか
か細く、不確かな世界で
なにか不透明で特別なものを
見つけたり、逃している
<南部恭平プロフィール>
1995年 北海道生まれ
松岡一哲のアシスタントを経て、独立
Comments